酢の豆知識
その3
暮らしの知恵
台所での利用法
◯ビタミンCの破壊を防ぐ
大根おろし、ジュースなどに適量の酢を加えます。
◯ご飯を日持ちさせる
米2合に大さじ1/2杯の米酢を入れてご飯を炊くと、夏場でも傷みにくく長持ちし、お弁当にも重宝します。ご飯に酢の味は全くせず、ふっくら炊き上がります。
◯天ぷらの衣がさっくり揚がる
氷水に少量のお酢を加えてからてんぷら粉と合わせることで、グルテンの形成が抑えらます。その結果、専門店のような天ぷらになります。
◯麺つゆが美味しく仕上がる
麺つゆに少量の米酢を加えることによって、味の輪郭がはっきりします。
◯手についたゴボウ、ズイキのアクをとる
強いアクは石けんでもなかなか落ちにくいものですが、酢で洗うと落としやすいです。
◯コンブをやわらかくする
酢を少量入れて煮ると、やわらかくなります。
◯そうめん、ラーメンをさっぱり食べる
そうめんのつけ汁やラーメンのスープに酢を入れると、さっぱり美味しく食べられます。
◯川魚の泥を吐かせる
酢を入れた水で泳がせると、泥臭みが抜けます。
◯サバ、イワシなどの臭いを消す
煮付けの仕上げに酢を少々入れると、生臭みが消えます。
◯煮干しのカビ臭をとる
煮干しにカビができたとき、酢を噴霧して陰干しにすると、カビ臭がとれます。
◯ゆで卵の白身の流れ止めに
ゆで卵を作るときに酢を少量加えると、卵が破れても白身が流れ出にくく、殻がむきやすくなります。
◯野菜を白くする、アクをとる
れんこん、うど、ごぼう、山芋は、水カップ1に酢小さじ1の酢水にさらします。浸す時間は、香りや栄養分がぬけないように“切るはしから切り終わるまで”の短時間にします。
◯野菜のぬめりをとる
里芋、山芋のぬめりをとるには、水に少量の酢を加えて下茹でします。
暮らしの中での利用法
◯ガラス食器の汚れをとる
曇った汚れには、粗塩大さじ2に酢大さじ1/2を混ぜたもので磨くと、驚くほど汚れが落ちぴかぴかに光ります。洗い水に酢を入れて洗うだけでもツヤが出て美しく光ります。
◯陶器の汚れをとる
粗塩大さじ2に酢大さじ1/2を混ぜたもので磨くと、茶碗や急須の茶渋がきれいに落ちます。
◯植物の水揚げをよくする
ササ、竹、ススキ、アジサイ、アザミ、ほおずきなど、特別水揚げの悪い植物は根元を切り、切り口に原液の酢に少しのあいだ浸け、その後水につけます。
◯革製品の汚れをとる
酢をつけた布で拭くと、きれいになります。
◯窓や柱の汚れを落とす
水1リットルにアンモニア1カップと酢少量を加えたもので洗うと、汚れがきれいに落ちます。
◯畳の汚れをとる
酢を少量入れた水に雑巾を固く絞って拭くと、汚れが落ちます。
◯壁、木細工、板すだれの汚れをとる
酢1/4カップ、アンモニア1/2カップを1リットルの湯に入れ、これに浸した布で洗ったあと、水ですすぐときれいに落ちます。
◯排水管のツマリをとる
ひと握りの重曹と1/2カップの酢を排水管に注いでから水を流します。
◯切り傷を消毒する
酢には殺菌力があるため、ケガしたときに酢を塗って消毒します。
◯赤チンの色をとる
酢をつけて洗うととれます。
◯染色の色止めに
酢を入れた水で仕上げ洗いをすると、色止めになります。
◯漂白剤のぬめりをとる
指に漂白剤がついてぬるぬるするときは、酢を擦り込んで洗うと緩和されます。
◯里芋や山芋の痒みをとる
里芋や山芋をさわって痒くなったときは、手に酢を擦り込んで洗うとやわらぎます。