酢の疑問Q&A
酢の保存方法は?
直射日光や高温になる場所を避け、台所の流しの下などで保存してください。お酢は強い殺菌力を持つため、冷蔵庫に入れなくても腐ることはありません。ただし「ゆずぽん酢」や「すのもの酢」などの果汁やダシの入った商品は、開封後は冷蔵庫にて保存し、お早めにお召し上がり下さい。
賞味期限が切れた酢は?
すぐ捨ててしまわずに、食用以外の用途にお使いになることをおすすめします。暮しの中のお酢の使い方は「暮しの知恵」のページをご参考にしてください。
酢のビンの中にクラゲのような白っぽいものが発生したけど?
これは空気中にある酢酸菌が混入して、セルロースという物質ができたためと考えられます。体への害はありませんが、品質が落ち、風味が損なわれる原因になります。予防策はフタを必ずきっちり閉め、なるべく空気に触れないようにすること。また、一度器にとった酢を、再びビンに戻さないことも守ってください。
もし、こんな状態になった酢を発見された場合は、捨ててしまわずに、食用以外の用途にお使いになることをおすすめします。暮しの中のお酢の使い方は「暮しの知恵」のページをご参考にしてください。
お酢を飲むと歯が溶けるって本当ですか?
正しい飲み方をしていただければ心配ありません。ポイントは以下の3点です。
1. お酢は原液で飲まないでください。必ずラベルにある希釈倍率以上に薄めて飲んでください。
2. 長い時間をかけてちびちび飲まないでください。
3. 酸性の食べ物や飲み物を摂ってすぐに歯磨きしないでください。(歯磨きは30分以上経ってから)
pH5.5以下で歯のエナメル質が溶け始めるという研究結果があります。しかし、怖がる必要はありません。pHが低い食品の例は、レモン(pH2.2)、コーラ(pH2.2)。黒酢飲料はpH3.1です。その他にも、りんごジュース、ビール、ウィスキーといった意外なものもpH5.5以下に含まれます。
このような食品を日常摂り続けていても歯が溶けていない人がほとんどなのは、唾液の働きによります。唾液は口の中のpHを中性域に戻す働きがあります。強い酸に歯が長時間曝される状態や唾液が出ない状態にならないように正しい飲み方を守ってください。
原料米の産地について教えてください。
地元の京都・丹後産の農薬不使用栽培の新米※2のみを原料としております。
放射能検査はしていますか?
東日本産の原材料のみ、1ベクレルまで測定できる機器で測定し、検出しないことを確認した上で使用しています。
具体的には、「にごり林檎酢」に使うりんご、「ピクル酢」に使うローリエが該当します。
検査の上、不検出を確認済みです。
なお、西日本産の原材料については現在のところ、放射能検査をする予定はありません。
どうして「富士酢」っていうの?
お客様から「富士っていうと静岡のお酢やさん?」と、聞かれることがあるのですが、私どもの蔵は京都は丹後・宮津にあります。
「富士酢」という名前は、明治二十六年の創業時からのもの。初代・飯尾長蔵が“富士山のような、日本一の酢を造りたい一”という思いで命名したそうです。それから百年以上たちますが、いまでもその志は変わりません。小さなお酢やのままでいいから、良いお酢を造り続けていきたい……、そんな気持ちでいつもおります。
「富士酢」はどこで買うことができる?
ホームページやお電話での通信販売の他、全国のデパートやスーパーでもお求めいただくことができます(特に、こだわり商品を扱うスーパーや自然食品のお店、デパートなどに置いていただいていることが多いです)。また、お客様のご住所をお知らせいただきましたら、お近くの販売店をお調べしてご連絡いたします。その際お伝えできるのは、弊社から直接卸している販売店です。問屋からの卸先の販売店は弊社では把握ができないため、お伝えする以外にも販売していただいているお店がある可能性があります。