飯尾醸造は、2017年7月にオープンしました当レストランを12月末にて一旦閉めることにいたしました。
今年は2015年に掲げた10年計画「2025年に丹後を日本のサン・セバスチャンにする」の最終年度です。その間、わたしたちがきっかけで国内外からの移住者により5軒の飲食店(acetoを含む)がオープンしました。中には世界的に有名なレストランガイドブックにも掲載されるなど、「丹後の食の豊かさ」を広めるロールモデルとなるお店も誕生しました。
また、acetoの近くに外資系ホテルやゲストハウスが続々とオープンするなど、私が目標としてきた「食体験をきっかけに、観光客の滞在時間を増やし、客単価をUPする」ことにも一定の成果があったと考えております。
なにより、地元行政(宮津市、京丹後市)もサン・セバスチャンのような街をつくると提言、当地へ視察団を派遣するなど、ひとつのムーブメントが生まれた結果、テレビや雑誌などで頻繁に「京都・丹後特集」を目にするようになりました。
一方で、私自身は江戸前シャリ研究所の所長として、世界シャリサミットを開催するなど、お酢屋としてさらに「シャリ」にフォーカスした活動を深めていく必要性を感じております。
2026年中に、あたらしいコンセプトの飲食店をオープンすべく、進んでまいります。なお、acetoにつきましては12月末まで営業しますので、ご来店をお待ちしております。
富士酢醸造元 株式会社飯尾醸造
五代目当主、acetoオーナー 飯尾 彰浩
